遅ればせながら休み中のご報告を。
泊まりで遠くに出かける機会はなかったのですが、ゆっくりさせていただくことはできました。
その中で、子供と出かけたところを一つご紹介。
滋賀県東近江市にある「西堀栄三郎記念 探検の殿堂」です。
市町村合併で場所がイメージしにくいですが、八日市の中心部から北東に少し行ったあたり。
日本の第一次南極越冬隊長だった、西堀氏がこの地の出身ということで、その功績を讃える
とともに、日本の様々な分野で活躍した探検家を紹介する博物館となっています。
「探検」というのは、厳しい自然環境を「冒険」した人だけではなくって、学術的なことを深く
探求していった人も含まれています。
紹介されている探険家の姿は、写真ではなく美しい肖像画で展示されているのも、ここの特徴
かと思います。
この博物館の目玉は、「南極体験ゾーン」。巨大冷凍室で、マイナス２５℃の世界を体験する
ことができます。
体験ゾーンの入り口で、防寒服を貸してもらい、霜に覆われた通路を通って冷凍室へと入っ
ていきます。南極の風景を模した体験室での体験時間は約５分。後半にはブリザードの体験
ということで、強風が２回吹き、その時の体感温度はマイナス３５℃ということでした。
上半身は高性能の防寒服で大丈夫ですが、ウチの子供は裸足にサンダルだったので、足元
の寒さは強烈だったようです。
冷凍室内で、バナナを釘を打つ実験なんかもできるようなのですが、この日はそのバナナが
売り切れでした。子供がおやつにチューチュー（ってぼくらの世代は言いますよね？子供に
チューペットやろって、訂正されるのですが）をクルマに積んでいたので、あれを持って入れば
よかった！
うだる暑さにウンザリのこの夏、近畿で一番涼しい場所はここだと思いますよ。
で、この「南極体験ゾーン」ですが、１０月末で休止になる、ということです。
９４年のオープンから年月が経ち、設備のリファインが必要だそうなのですが、市の財政
状況などから、維持が難しいようです。
南極体験はお早めにどうぞ。
西堀栄三郎記念 探検の殿堂 公式サイト
