2010年7月3日土曜日

高速道路無料化

こんにちは。USED CARセンターの村井です。

6月28日から、高速道路の一部が無料化されました。
私たち自動車にたずさわる者からすると、クルマをいきいきと走らせたり
、遠くへ出かけることに興味を持つ人が増えることは、うれしいことだと思
います。

高速道路無料化の是非については「財源が・・・」とかいろんな意見があって、
それをここで掘り下げて論じるほどの考えはないのですが、ひとつだけ、思っ
ていることがあります。
無料であるかどうかはともかく、途中下車が自由なシステムにしてもらいたい
なということです。

現在のシステムだと、たとえ土日1000円であっても、最終目的地の途中で
降りると料金が大幅に割高になるため、小さな観光地などは興味を持ちなが
らもスルーされていることが多いのではないかと思います。
商業輸送の際も、途中で乗り降りしても割高にならない料金体系のほうが、圧
倒的に利便性は高いのではないでしょうか。
好きな時間に好きな場所へ移動できる自動車の特性を、高速道路のシステム
が、ずいぶん奪っているような気がします。

そして、これから迎えるお盆時期の渋滞なんかも「一度乗ったら最後まで降りら
れない」高速道路の料金体系が、その渋滞の列をより長くしているように思いま
す。
高速の渋滞を避けて一般道路へ降りた車は、生活道路の通過は極力避けるべ
きだと思いますが、「ひどい渋滞があったら、一般道へ降りる」は、自然な行動
だと私は思います。

完全無料はもちろんありがたいですが、それが無理でも、年間パスのような料金
システムとか(スイスなんかはそうなっているらしい)で、「降りること」を自由にで
きるようにしてほしいと思います。